今年度より岐阜医療科学大学 地域連携センターが主催となり、各地域よりご依頼をいただき、本学教員が講座に出向く出張型の講義「おでかけなないろ講座」をスタートいたします。
記念すべき第1回目は、可児市土田地区センターよりご依頼をいただき、本学 薬学部 薬学科の所 俊志 講師による「麗しき腸内フローラの咲かせかた」の講義を開講いたしました。
当日は18名の方に受講いただき、熱心に話を聞いている参加者の皆さんの姿が印象的でした。
【実施日】令和4年7月8日(金)13:30~15:00
【講 師】岐阜医療科学大学 薬学部 薬学科 所 俊志
【講座名】麗しき腸内フローラの 咲かせかた
【内 容】ヒトは、約30兆個の真核細胞から構成される多細胞真核生物です。ヒトの細胞
集団は40~100兆個にも及ぶ常在細菌と共存することで、ヒトの個体を構成
しています。特に、腸内には腸内細菌叢として、数百種類、数十兆個の細菌が生
息すると推計されています。同じ種類の植物が群がり、密集して咲いた花畑のよ
うにみえることから、腸内細菌叢は腸内フローラとも呼ばれます。腸内フローラ
が健康的な状態から逸脱することで、がん、肥満、精神疾患、代謝性疾患、炎症
性腸疾患などの様々な疾患の発症と関連することが報告されています。それらの
報告を紹介し、腸内に、綺麗(健康的)な花畑(フローラ)を作り、管理するに
はどうしたら良いのかを考えます。
執筆者:地域連携センター 上野
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